2014年4月10日木曜日

Windows7 に TracLightning をインストールする方法

TracLightning とは、

「Jenkins」によるCI (継続的インテグレーション) 環境 を簡単にインストールするための
ソフトウェアで、以下のソフトウェアから構成される。
  1. Jenkins … 継続的インテグレーションツール
  2. Trac … バグ管理を含む、ソフトウェアプロジェクト管理ツール
  3. Maven … プロジェクトのビルドツールを含む、プロジェクト管理ツール
  4. Subversion (SVN) … バージョン管理ツール

以下に、Windows7 に TracLightning をインストールする方法を示す。

SSD を使用しているため、F:\TracLight の下に環境構築する。

また、既に WordPress をインストールしているため、XAMPP に含まれる Apache と競合する。
このため、TracLight に含まれる Apache の設定を変更する必要がある。


1.TracLight のインストール

TracLight サイトで、TracLightning-3.2.0.exe をクリックしてダウンロード

② ダウンロードした TracLightning-3.2.0.exe をダブルクリック

③ インストール先を F:\TrackLight に変更

④ コンポーネントの選択ではデフォルトの下記が選択されている状態で「次へ」をクリック

Java アジャイルインストール (Trac+SVN+Maven+Jenkins)

⑤ 「追加タスクの選択」では、デフォルトのまま

Apacheの設定を上書きする: チェック
「サービスのインストール」を実行する: チェックなし

⑥ インストールが完了するとダイアログが表示されるので、再起動


2.TracLight の設定変更

F:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\conf のフォルダを開く

② httpd.conf を httpd.conf.back にコピーする

③ httpd.conf をテキストエディタで開き、以下の修正を行う。

53行目
Listen 80
Listen 8080

142行目
ServerName localhost
ServerName localhost:8080


④ httpd-ssl.conf をテキストエディタで開き、以下の修正を行う。

37行目
Listen 443
Listen 8443

75行目
<VirtualHost _default_:443>
<VirtualHost _default_:8443>

79行目
ServerName :443
ServerName :8443

238行目
RewriteCond %{SERVER_PORT} !^443$
RewriteCond %{SERVER_PORT} !^8443$


3.コマンドプロンプトから TracLightning を起動

① Windowsスタートメニュー → 全てのプログラム → Trac → コマンドプロンプトから実行 を選択

② ブラウザを起動して、アドレスバーに「http://localhost:8080」と入力

③ 「ようこそTrac Lightning の世界へ」ページが表示されれば OK


4.サービスから TracLightning を起動

以降、コマンドプロンプトから起動せず、サービスから起動する場合

① Windowsスタートメニュー → 全てのプログラム → Trac → サービスのインストール を選択

サービスから削除する場合

② Windowsスタートメニュー → 全てのプログラム → Trac → サービスのアンインストール を選択


5.Jenkins の起動

① 「ようこそTrac Lightning の世界へ」ページで「Jenkins」をクリック

② 認証ダイアログが表示されるので、以下を入力

ユーザー名: admin
パスワード: admin

③ Jenkins のページが表示される


6.Jenkins の設定

① 「Jenkins の管理」を選択

② [自動でアップグレード] をクリック

③ インストールが終了すると、「成功」が表示される


2014年4月7日月曜日

Windows7 に Android アプリ開発環境を構築する方法


Windows7 (64bit) の場合

F:\Developers フォルダを作り、このフォルダの下に以下のように環境構築する。


  • .android  : AVD (Android エミュレータ) の作業領域
  • android-sdk  : Android SDK のインストール場所
  • pleiades  : Eclipse のインストール場所
  • workspace  : Eclipse の作業領域


1.JDK のインストール

Oracle サイトで、「Java Platform (JDK) 8」をクリック

Java SE Downloads
Java Platform (JDK) 8u11

② Java SE 8u11 の JDK [DOWNLOAD] ボタンをクリック

③ 「Accept License Agreement」にチェックを入れた後、x64用インストーラーをダウンロード

 Windows x64 155.29 MB   jdk-8u11-windows-x64.exe

④ インストーラーをダブルクリックし、インストールする。

JDK のインストール先は、デフォルトの「C:\Program Files\Java\jre8\」とした

2.Eclipse のインストール

① Eclipse 日本語化サイト で、「Eclipse 4.4 Luna」をクリック

Eclipse 4.4 Luna ルナ

② 64bit、Full Edition の「Java」欄の [Download] ボタンをクリック


pleiades-e4.4-java-jre_20130625.zip がダウンロードされる

③ ダウンロードしたZip ファイルを F:\Developers の下に移動し、その直下に展開


3.Android SDK のインストール

① Google サイトで、「VIEW ALL DOWNLOADS AND SIZES」をクリック

② 下記のリンクをクリックして、インストーラーをダウンロード


③ インストーラーを実行し、「F:\Developers\android-sdk\」フォルダにインストール

④ 「Start SDK Manager」にチェックが入っていることを確認し、[Finish] ボタンをクリック

⑤ 「Android SDK Manager」で、[Install 13 packages...] ボタンをクリック

⑥ 「Accept License」をチェックし、[Install] ボタンをクリック

このとき、インストールが必要なライブラリがある場合には、手順を繰り返す

⑦ インストールが終わったら、「Android SDK Manager」を閉じる

⑧ JavaDrive サイトの「AVDの保存場所を設定」の手順に従って、環境変数「ANDROID_SDK_HOME」を「F:\Developers\.android」「F:\Developers\android-sdk」に設定

4.ADT Plugin for Eclipseのインストール

① Eclipse の起動

F:\Developers\pleiades\eclipse\eclipse.exe

② 「ワークスペースの選択」で「F:\Developers\workspace」を指定

③ Eclipseの「ヘルプ」から「新規ソフトウェアのインストール」を選択

④ 「追加...」をクリック

⑤ 「リポジトリ―の追加」ダイアログで以下を指定し、[OK] ボタンをクリック

名前: ADT Plugin

ロケーション: https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/

⑥ 「開発ツール」にチェックを入れ、「次へ」をクリック

⑦ 「使用条件の条項に同意します」にチェックを入れ、「完了」をクリック

5.サンプルプロジェクトの作成と実行

① 「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」から「Android アプリケーション・プロジェクト」を選択

② 以下のように入力し、「次へ」をクリックしていき、「完了」をクリック

アプリケーション名: Helloworld

プロジェクト名: Helloworld

パッケージ名: com.helloworld.example

③ 「パッケージ・エクスプローラー」に「Helloworld」が表示されるので、これを選択

④ 「実行」→「実行」→「Android アプリケーション」を選択

⑤ 「Do you wish to add a new Android Virtual Device?」で「はい」をクリック

⑥ 「Android デバイス選択」ダイアログで、[キャンセル]をクリック

⑦ 「Android 仮想デバイス・マネージャー」で、「Device Definitions」タブを選択

⑧ 「Nexus S」を選択し、「AVD の作成...」をクリック

⑨ 「新規 Android 仮想デバイスの作成 (AVD)」ダイアログで、以下を指定し、[OK]をクリック

ターゲット: Android 4.4.2 - API Level 19

CPU/ABI: Arm (armeabi-v7a)

スキン: Skin with dynamic hardware controlls

SDカード: 

⑩ 「Android 仮想デバイス・マネージャー」で、「開始...」をクリックし、「起動」をクリック

⑪ AVD ウィンドウが起動するので、[OK]をクリック

⑫ 「Android 仮想デバイス・マネージャー」の右上の[×]をクリックし、閉じる

⑬ 「パッケージ・エクスプローラー」に「Helloworld」が表示されるので、これを選択

⑭ 「実行」→「実行」→「Android アプリケーション」を選択

⑮ エミュレーターに「Helloworld」が表示される

⑯ 「Auto Monitor Logcat」が表示されたら、「Yes」が選択された状態で [OK]をクリック

AVD (Android Virtual Device) とは、PC上で動作するAndroid端末のエミュレータのこと。


2014年4月6日日曜日

Windows7 に WordPress をインストールする方法

WordPress の環境をローカルな Windows7 上に構築する方法


Cドライブに SSD を使用しているため、ドライブ F の \Xampp にインストールする。

なお、Apache が既にインストールされている場合は、Apache の設定変更が必要。


1.XAMPP のインストール

XAMPP は、Apache、PHP、MySQL の環境構築を簡単に構築できるソフトウェア。


① XAMPP プロジェクト日本語トップページ から、Windows のインストーラーをダウンロード

windows Windows xampp-win32-1.8.3-4-VC11-installer.exe (日付: 2014-04-10, サイズ: 128.1 MB)


② インストーラーを実行し、インストールするコンポーネントを選択

自分の場合、以下のコンポーネントはチェックを外す。
  • FileZilla FTP Server
  • Mercury Mail Server
  • Tomcat
  • Webalizer
  • Fake Sendmail

③ インストール先を「F:\Xampp」に指定し、[インストール] を選択


2.XAMPP の設定と動作確認


① XAMPP → XAMPP Control Panel を開く

② XAMPP コントロールパネル で、Apache と MySql の右にある [Start] ボタンをクリック

③ XAMPP コントロールパネル で、Apache の [Admin] ボタンをクリック

④ ブラウザで XAMPP の初期画面が開く

⑤ XAMPP の初期画面で「日本語」をクリック

以降、XAMPP の画面には、http://localhost/ でアクセスできる。


3.WordPress 用の DB 作成


① XAMPP コントロールパネル で、MySQL の [Admin] ボタンをクリック

② ブラウザに phpMyAdmin 画面が開く

③ 「データベース」タブをクリック

④ 「データベースを作成する」の下の欄にデータベース名を入力し、[作成] ボタンをクリック

自分の場合、データベース名には 「wordpress」を指定



4.WordPress のダウンロードと設定変更


WordPress 日本語 サイトから、ZIPファイルをダウンロード

WordPress 3.9 をダウンロード
.zip — 6.5 MB


② ダウンロードした ZIP ファイルを解凍

③ 展開したフォルダの中の wp-config-sample.php をコピーし、ファイル名を wp-config.php に変更

④ wp-config.php のファイルを以下のように修正

define('DB_NAME', 'wordpress');
define('DB_USER', 'root');
define('DB_PASSWORD', '');

⑤ 2つ目以降の WordPress をインストールする場合は、テーブルの接頭語を変更

$table_prefix = 'wp_';

⑥ インターネットで公開する場合、以下から認証用ユニークキーを取得

WordPress の秘密鍵サービス

⑦ 取得した認証キーを、wp-config.php の以下に指定


define('AUTH_KEY',         'put your unique phrase here');
define('SECURE_AUTH_KEY',  'put your unique phrase here');
define('LOGGED_IN_KEY',    'put your unique phrase here');
define('NONCE_KEY',        'put your unique phrase here');
define('AUTH_SALT',        'put your unique phrase here');
define('SECURE_AUTH_SALT', 'put your unique phrase here');
define('LOGGED_IN_SALT',   'put your unique phrase here');
define('NONCE_SALT',       'put your unique phrase here');


5.WordPress のインストール


① 上記で設定変更したフォルダを、F:\Xampp\htdocs のフォルダに移動

② WordPress のインストール画面を開く

http://localhost/wordpress/wp-admin/install.php

③ インストール画面で、以下の欄を入力

サイトのタイトル
ユーザー名
メールアドレス

④ 「検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する」のチェックを外す

⑤ [WordPress をインストール] ボタンをクリック

⑥ インストール完了画面が表示されるので、作成されたパスワードをメモ



6.WordPress の設定


① 以下のURL でログイン画面を表示

http://localhost/wordpress/wp-login.php

② インストール完了画面で表示されたユーザー名とパスワードを入力し、[ログイン] をクリック

③ 設定 → 一般 で、一般設定画面を開き、サイトのタイトルなどを入力

④ 設定 → 表示設定 で、フロントページの表示が「最新の投稿」になっているのを確認

⑤ 設定 → ディスカッション で、「この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる」のチェックを外す

⑥ 上の画面で「アバターを表示する」にチェックする場合は、Gravatar サイトでアバターを指定

⑦ 設定 → パーマリンク設定 で、好きな形式を選択

⑧ プラグイン → インストール済みプラグイン を選択し、「WP Multibyte Path」 プラグインを有効化

⑨ プラグイン → インストール済みプラグイン を選択し、プラグインのアップデート