なお、前回記事中の Gradle のインストールは不要だと思われる。
というのも、β版のインストールにより、Gradle の古い版がインストールされ、
プロジェクトのビルドはラッパーである gradlew を用いるから。
今回、Android Studio β版から Android Studio 1.0 版への移行手順について書く。
Eclipse と同様に以下の手順を取るが、すでに各コンポーネントの最新版が
インストールされている場合は、その手順をスキップすること。
ここで注意が必要なのは、
Android SDK がバンドルされた Android Studio をインストールすると、
元の Android SDK の環境が壊れる可能性がある (らしい) ので、
Android SDK と Android Studio は別々にインストールするのが安全だと思う。
なお、Android Studio 1.0 をインストールすると、Gradle 2.2.1 がインストールされる。
1.JDK をインストールする
ダウンロードサイト から JDK 1.8 をダウンロードし、インストールする。
デフォルトでインストールした場合、環境変数 JAVA_HOME に
C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_25 を指定する。
2.Android SDK をインストールする
ダウンロードサイト から 「SDK Tools Only」の「installer_r24-windows.exe」を
ダウンロードし、実行する。
環境変数 ANDROID_HOME と ANDROID_SDK_HOME に Android SDK を
インストールしたフォルダを指定する。
既に Android SDK がインストールされている場合は、SDK Manager を起動し、
以下のパッケージをインストールまたはアップデートする。
Toois
Android SDK Tools (24)
Android SDK Platoform-tools (21)
Android SDK Build-tools (21.1.1)
Android 5.0 (API 21)
SDK Platform (21)
... System Image (21)
Google APIs (...) (21)
Sources for Android SDK (21)
Extras
Android Support Repository (9)
Android Support Library (21.0.2)
Google Play Services (22)
Google Repository (14)
Google USB Driver (11)
3.Android Studio をインストールする
ダウンロードサイト から「All Android Studio Packages」の
「android-studio-ide-135.1629389.exe」をダウンロードし、実行する。
このとき、AVD を選択すると、ANDROID_SDK_HOME\.android\avd
の下に、「Nexus_5_API_21_x86」用の設定がインストールされ、
AVD Manager で選択できるようになる。
(ただし、自分の環境ではハードウェアアクセラレーターがないとエラーになり起動できず)
4.Eclipse が動作しなくなった場合
大ハマリ再び・・eclipseのAndroid SDK Content Loaderが0%のままです
を参考に、ANDROID_SDK_HOME\.android の下の cache と ddms.cfg
を削除し、Eclipse を再起動。(自分の場合、念のため、別名にした)
5.Android Studio β版で作成したプロジェクトが動作しない場合
Migrating Gradle Projects to version 1.0.0 参照。
6.Eclipse のプロジェクトを Android Studio のプロジェクトに移行する場合
Migrating to Android Studio 参照。
【補足】
Android Studio β インストールにより作成される、以下のフォルダは不要なので削除。
C:\Users\<ユーザー名>\.AndroidStudioBeta
0 件のコメント:
コメントを投稿